父島からの(間違い!?)電話
今日はツインとはあまり関係ない話題を――
今夜スマホで動画を見ている最中に、電話が…。
「誰だろう!?」
登録していない番号。
でも上の四桁が何となく見覚えがある。
おそるおそる出てみる。
☆ー『もしもし、termさんのお母さんの携帯ですか?☆ですけど…』
(☆という珍しい苗字を聞いて、すぐに誰だか分かったが、俺のお袋の電話番号なんて教えてなかったのに、そんな言いぐさの相手に対して怪訝そうに返した)
(俺)「どちらのtermにおかけですか、もしかして小笠原の☆さんですか?」
☆ー『あぁ、そうだよ!』
(俺)「どうしたんですか?」
☆ー『…飲み屋のterm(俺と同じ苗字)さんに電話しようと思ったら間違えてお前の所にかけちゃった!』
『今何してんだ?』
(俺)「大阪の工場で働いてますけど…」
☆ー『また小笠原に来たいと思わないか?』
(俺)「旅行でなら行きたいですけど…」
☆ー『そうか、じゃあこっちに来たら連絡してくれよ!』
(俺)「わかりました!」
☆ー『(…ワイワイガヤガヤ)じゃあな!』
――これ間違い電話か(笑)
俺、実は2011年、東日本大震災があったあの冬に小笠原・父島に仕事で行ってた。
ずーっと行きたかった憧れの南の島だった。
定職に就かず40歳を迎え、残りの人生に焦りと諦めの気持ちを抱いていた俺は小笠原で、
“正社員への登用あり”
の求人を見て、老いつつある両親の事など考えもせずに、小笠原に永住するつもりで、その会社に応募した。
就職難のこの時代に、何の取り柄もない俺を採用してくれた。
小笠原・父島は本当にな~んにも無くて静かな島だった。
騒がしい所が嫌いな俺にとってまるで天国だった。とは言え、そこは俺にとって働く場所であり、生活の場所。
いくら南の楽園であっても、やがて日常の場所になる。
――続きはまたいつか…!