懐かしい人からの(間違い!?)電話②
――続き
人間関係の煩わしさに辟易していた俺は、以前から小笠原でのんびり暮らせたらなぁ~と夢見ていた。それがようやく叶い、俺は父島で暮らし始めた。会社がアパートを借りてくれていて、そこが寮だった。若い家族が住めそうな部屋に先輩社員と二人きり。共に他人に合わせるのが苦手な一匹狼タイプ(笑)
俺が生意気に感じたのか、同居人は少し意地悪だった。四六時中苦手な人と一緒で、俺はある朝目覚めると息を吸うときにだけ、呼吸困難のような状態になってしまった!
父島にある診療所に行くと、ストレスが原因とのこと。生まれて初めて睡眠薬を処方された😓そして上司の計らいでコンドミニアムを数週間借りてくれた。そこはとても快適な部屋で少し高台にあり、ベランダからはキラキラ輝く二見湾が見えた。
誰にも邪魔されずに生活でき、とても楽しい日々を過ごした。相手の人とも仕事でしか接触しなくなったことで、関係性が穏やかになった。
――今回はここまで!次回へ続く…