俺のツインレイ~瞳の奥は嘘つかない~ by 悠景エスタライヒ

2014年の5月の終わりに出逢って以来、俺にとってずっと特別な存在のツイン!?の彼女。日々思うことを綴ります。HSPや発達障害、Kindle本についても語ります。

ウエストランドM-1優勝おめでとう

今回はツインレイと関係ない話題です。


最近のお笑い芸人にそれほど詳しくないのだが、2年くらい前にウエストランドを知り、頑張って欲しいと思っていた。
所属事務所は爆笑問題で有名なタイタンである。


以前述べたかもしれないが、俺は大阪生まれである。
ただし両親は共に九州出身なので、親戚は大阪に住んでいる人も含め、全員九州系である。
つまり、バックボーンがそもそも関西じゃなく九州なのだ。
例えば正月に出る雑煮も関西特有の白味噌ではなく、醤油ベースの田舎風だ。(いわゆる“すまし汁”とも違う)


好きなプロ野球チームも、両親の影響で巨人だった。(今は野球よりサッカー)
(実は関西は九州など地方出身者が多いので、巨人ファンも結構いた)
まあこれは、当時のスーパースター・王貞治さんの存在も大きかったかもしれない。(本塁打756・800号の頃小学生だった)


つまり俺は小さい頃から、平均的な関西人の感覚とは大きく違っていたのだ。
だから、
吉本新喜劇よりもザ・ドリフターズ(どちらも見ていた)、
“俺たちひょうきん族”よりも“8時だよ全員集合!”、
ダウンタウンよりもとんねるず、
が好きな、とことん天邪鬼な関西人だった。
その流れから、爆笑問題も応援していた。


俺が天邪鬼、あるいは東京贔屓になったいきさつについては、以前出版したAmazon Kindle本、
“東京人には「言うたら」「言うても」は似合わない(現在電子書籍のみ)”
をご覧いただきたい。






そんな爆笑問題がいるタイタンのホープであるウエストランドが、M-1グランプリで優勝し、お笑いで天下を取ったのだ。
決勝で披露したネタは、
“あるなしクイズ”
だった。
その中で、河本太さん(ボケ担当)が、
「大阪にあって、東京に無いもの」
と振るとツッコミ担当の井口浩之さんが、
「ハイ、自分たちの笑いが正義だという凝り固まった考え」
「(関西人が関西のことを自ら揶揄する)自虐的なネタばっかり言うくせに、こっちが指摘するとブチ切れる感じ」
「“えーっ、エスカレーターこっち並びまんの!”、あの感じだろうが!」
と思いの丈をぶちまけた。


ネタとはいえ、多くの人が薄々感じている不満を軽快なトークで笑いに変える、素晴らしい漫才であった。
これには、審査員の吉本芸人も苦笑いじゃなくて、普通に笑うしかなかったようだ。
30年以上俺の喉に閊えていた、大きな魚の骨が取れた思いがした。


ウエストランドは二人とも岡山県津山市の出身で、中学・高校と同級生だった。
この岡山県というのが、絶妙に良かったと思う。
本来ならば、このような吉本芸人への揶揄は東京出身のちゃきちゃきの江戸っ子にやって欲しかったが、今の東京人にはそんな気骨のある人は、少なくともお笑い芸人にはいないだろう。
もしいたとしても今の時代、東京人がやると角が立ってしまうだろう。


関西に近いけど関西じゃない、岡山県出身の芸人が東京で花開いたからこそ、説得力があるし、嫌味もないのだと思う。
最初は井口さんの方ばかりに注目していたのだが、最近は河本さんの飾らないボケっぷりや“ぶちラジ(YouTube)”でボソッと出る岡山弁もお気に入りだ。
(いとこが昔、岡山県吉備郡真備町に住んでいたので懐かしい)


これから益々のご活躍を期待したい。
ウエストランド、優勝おめでとうございます!


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